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まあの日記

つれづれなるままに・・・

14日15日の土日に東京旅してきたのですが
その話はあとにして。


今日はauマンデーで映画が安いので
ひとりで



「流浪の月」をみてきました。

めっちゃ楽しみだった。
だってこの小説好きなんだよ~っ!





こちら!

最初、図書館で予約したら75人待ちだったんですが、
友だちに「75人も待たずに、買った方がいい!これは買って損はしない」
って言われて、疑いつつ購入。

それから、凪良ゆうさんの作品はなるべく買っているww
面白いもん!


映画、よかったですemojiemoji

もちろん、原作と違う部分はあります。
先週見た某映画も激しく「原作と違う」だったけどそれとは違って、
この「原作と違う」のは全然いいし、許せるし、
映画は映画、原作は原作!って思える作品!
(先週のアレはそう思えなかったemoji




多少のネタバレがありますので、
ネタバレ嫌な方はここから先は読まずにいてください。








主人公の一人は更紗という女の子。
もう一人は文という青年。

原作は最初に幼い頃、そして大人になってから・・・って時系列ですが
映画はそれが混在しています。


小学5年生の更紗は親を亡くして(映画は母親が彼氏をつくっていなくなったと言ってた)、
叔母宅に引き取られるが、
そこの中学2年の息子に、毎夜性的暴行を受けており、家に帰るのが嫌で
遅くまで公園で時間を潰していた。

文も同じ公園のベンチでぼ~っとしている。

(原作はそういう日が数日続いていて、更紗を含めた友だちで「あの人はきっとロリコン」って面白おかしく噂をしていた。映画はそこまで描かれていない)

雨が降っても帰ろうとしない更紗に傘をさして「帰らないの?」声をかける。
「うち、くる?」
「うん。行く」


そのまま、更紗は文の家にずっといた。
「ずっといていい?」
「いいよ」

多くを語らない二人はそれでも新鮮な日々をすごしていた。
独りぼっちで孤独な文は、自由な更紗がまぶしく思っていたに違いない。
そして、気を使わないでいられる文の家は更紗にはとても楽な場所だった。

が、この生活は長くは続かなかった。
2か月後、二人は警察によって引き裂かれ、文は誘拐犯として逮捕されてしまう。
更紗がいくら警察に説明しても「犯人に洗脳されている」とされてしまった。


そして15年たった。
更紗はレストランで働いており、一流企業に勤める恋人と一緒に住んでいた。
ある日同僚に連れられていったカフェで、文をみつける。

それから更紗はそのカフェに通うようになる。
もちろん自分が更紗であることは言わない。

あるとき文に恋人がいることを知った。
「よかった・・・大人の人を愛せたんだね」


(原作では15年前のあの時にも「僕はロリコンじゃないよ」って言ってたんだけどね)


更紗は恋人との結婚の話が出ていたが、気乗りしない。
有名な誘拐事件の被害者とされている、更紗は周りから「かわいそうな子」という目でみられているし、恋人も同じく。

そうじゃない。あの日私はかわいそうな子じゃなかった。

だれもそれを信じてくれない。
だからもう説明もしなくなった。

実は、更紗は恋人から酷いDVを受けていた。
恋人も幼少期、母親が出て行ったことで歪んでしまっていた。

「かわいそうな子」を恋人にすると自分から逃げないと思って、
そういう子ばかりを恋人にして、言うことをきかないと暴力をふるっていた。


そしてもう一人、しんどい子がいてemoji
更紗の同僚(カフェに誘った人)の子ども。(同僚はシングルマザーだった)
恋人との旅行のために、更紗に3日だけの約束で子どもをあずけたまま、かえってこない。

この子もどうやら、「ちゃんと」育てられているのかどうか・・・emoji
(少なくともちゃんと育てられていたら子供をあずけたまま親はいなくならないだろう)


この物語に出てくる人はみんな、どこかしんどい。


やがて、更紗は恋人の暴力から逃げて、文の所に行く。
文は更紗に気が付いていた。けど、自分を関わってはいけないと気が付かないふりをしていた。

恋人の家から出て更紗は文の住む部屋の隣に引っ越してくる。
二人はちょくちょく一緒にいるようになるが、
それを週刊誌に書かれてしまう(この辺恋人のリーク?)

それで更紗は職場を追われ、文の店もいたずら書きをされてしまう・・
文の彼女は、文が15年前の誘拐事件の犯人とは知らなかったし、
隣に住む(というかカフェの常連の女)が、その被害者だと知らなかったし、
週刊誌に書かれている「ロリコン」だとも思っていなかった。
「きもちわるい」
「だから私としようとしなかったの?」


もうストーリーのほとんどを書いたけどemoji

なんっていうか・・・
この文と更紗の関係は他の人はどうおもっているのか分からないけど、
結局「恋愛」ではないんだよね。
「共依存」なのかもしれない。

でもそれはものすっごく強い「愛」ではあると思う。


離ればなれだった15年間、ずっと二人はお互いに会いたいと思っていて、
お互いの幸せをずっとずっと願っていて、
会えないと思っていたのに、会えて。
でも、会っていてはお互いの為にならない、離れなきゃ・・って思えば思う程
全然離れられなくて。


もう、離れないことに決めて。

また、どこかで二人の素性がバレるようなことがあれば、
その地から離れればいいや・・・・っていう生き方をすることに決めたんだけど
もうね、その結末が潔い。
いいっ!emojiemoji

「逃げるな」じゃなくて、
「逃げる」事をよしとする、結末。

アリだよなあ。



映画の文をやった松坂桃李さん、すごいなぁ・・って思った。
この人、ほんと、役によって全然違う人になるよな。
役者だからそれが当たり前なんだろうけど、
そこにいたのは「松坂桃李」ではなくて、ひょろひょろで根暗で足を引きずるようにとぼとぼ歩く、ちょっとキモイ「文」だった。


そして恋人役をやった横浜流星さんもすごい。
この人も役によって、全然変わる人だよね。
いつも「え?あ、そういえば、これ横浜流星さんだった」ってあとで思うww
二人ともイケメンだけど
イケメンが邪魔をしないっていうか・・・なんっていうか・・emojiemoji


すずちゃんは、なんとなく「すずちゃん」っていう可愛い子のイメージなので、
濡れ場的なシーンは、近所の小さい頃から知ってる子のソレを見ているような気恥ずかしさがありましたわemoji

あぁゆうシーンは・・・必要なんだろうか?
いや、やっぱいるんだろうけど、あのリアルさがemoji


ってふっと、思った。


これ、原作が凪良ゆうさんじゃん。
凪良ゆうさんといえば、「流浪の月」「私の美しい庭」「神様のビヨトープ」「すみれ荘ファミリア」などなど名作がありますが、
なんといっても、



emojiemojiBL作家!!emojiemoji

この間までTV放送されててギャラクシー賞?を取ったとかいう
「美しい彼」シリーズをはじめとする、
数々のBL作品を世に出した人!
濡れ場の一つや二つ!!(そいういう問題じゃない?)



松坂桃李さん演じる文がだんだん、
萩原利久さん演じる、平良にも見えてくるっていうねemoji

凪良ゆうさん、こういう陰キャでひょろひょろした
度がすぎるほどの根暗なキャラすきだよね~ww




この文と更紗が幸せに過ごせますように。




そして

ギャラクシー賞取ったのなら「美しい彼」の続きをぜひぜひ、
TVでも、映画でもやってくださ~い!

「憎らしい彼」も「悩ましい彼」も「番外編」も、
全部全部おもしろいので、ぜひぜひ!!












































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手芸・読書・大道芸・音楽
自己紹介:
平成10年生まれのみ☆
平成15年生まれのま☆の母です。
コザクラインコのテトもいます。
ロボットのぞみクンと出会ってから
大道芸が好きです。

読書も好き。
映画見るのも好き。
漫画読むのも好き。

最近は2.5次元コスプレダンスユニットにも夢中。
2A推し。

なんでも興味があるお年頃・・・(笑

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