前回読んだ本の話はどこまでやったかな・・・ってしらべたら、「暗殺」とか「彼女が好きなものは・・」かぁ・・。
そのあと、
直木賞獲った
「ツミデミック」とか
「消滅世界」とか
「この夏のこともどうせ忘れる」とか、
「成瀬は信じた道を行く」とか、
いろいろ読みました。
でね、
職場に理学療法士さんが週に3回ぐらい来られるんですが、
時々本がまわってくるんですよ。
それで

「アリアドネの声」 井上真偽
が回ってきて。
「ん?本屋で平置きされてるのを見た気がするけど・・」って
おもったものの、
「おもしろいです?」なんて疑惑の目を向けたら
「面白いよ
」って珍しく断言されたので、
ほんまぁかぁ・・・・な感じで読んだら
マジで面白かった!
ドローンが今よりも発達している世界。
地下に新しい建物ができた。
地下5階建て。地下5階は地下鉄が走っていて、
地下1階、2階はショッピングセンター。
地下4階はスパがあるんだっけ?(もう手元にないので詳しくは覚えてない

)
知事の姪(成人30歳越えてたような気がする)が、見えない、聴こえない、しゃべれない3重苦の人なのですが、付き添うと指文字で意思疎通ができて、その人に代弁もしてもらっていて、
生活をYou Tubeで「3重苦の人の生活」を明るく配信していたりして、
ちょっとしたアイドル的存在だったりする。
この地下建物はそういう障がい者にも対応できるというのをフレコミにしていたので、彼女がオープニングセレモニーに出席していた。
そして付き添いの人とその場から去るところで、大地震にあった。
出来上がってすぐの地下建物は崩壊。1階2階は火事になってしまった。
中にいた人は誘導されて脱出した。かにみえたが、彼女は付き添いの人とはぐれてしまって5階の地下鉄ホームに取り残されてしまう。
彼女は見えない、聴こえない、しゃべれない。
今時分がどういう状態にあるかもわからっていないかもしれない。
そこで、ドローンで地下5階までとばして、地下3階にあるシェルターに避難させようということになった。(ドローン専用通路で5階までは降りれた)
ドローンにひもを垂らして、それにつかまってもらって誘導する。
見えない聴こえないしゃべれない彼女を、どうやって無事3階のシェルターに移動させることができるんだろうか?
って話です。
途中いろんな困難が出てきます。
ドローンのカメラが壊れてしまったり(サーモスタットで彼女の場所はわかる)ネズミが出てきたことで、ある疑問が生まれたり・・・
最後、「なるほど!」っていうか、なんかすごいパズルがパチッと合うみたいな感覚でした。
これほんとにお勧めしたい!!
でね。
次に何を読もうかと思ったけど、慌てて一番上にある積読本


をもって出かけたら
「方舟」夕木春央
だったんですよね。
何にも考えないでこれを読み始めたんですが、
これも地下にとじこめられる話でした
しかも、どちらも地下水があがってきて、〇〇までに外に出ないと!ってやつ。
アリアドネのほうは数時間後(5時間?)で、
「方舟」は1週間。
方舟は、大学のサークル仲間で一人の別荘にきた。
その裏の山の中に不思議な場所があると、みんなで行ってみた。
地面にぽっかり空いたマンホールの扉のような場所。
どうやら日本軍が作った?宗教が作った?
もともと自然にあった洞窟を利用して部屋や設備をつくったらしい。
入り口から入って、扉のところに大きな岩があった。
自家発電があり、電気は利用できるようだ。

遅くなってしまったので一泊することに。
そこに、矢田一家もはいってくる。キノコ狩りで迷子になったという、父、中学生男子、母。
総勢10人となったその夜、地震が起こった。
そして入り口ににあった岩が動いて扉をふさいでしまった。
中は3層になっていて、
地下1階は食堂のような広い場所と、個室。
地下2階も個室と、倉庫など。あとで出入口にカメラが設置されていてモニタールームもあることが分かった。
地下3階は水没している(のち出てくる地図では、大きな部屋があったっぽい)
水没している水の増え方を見ていると1週間で地下1階まで埋まってしまう。
出入口はみんなが入ってきたところと、もう一つあるらしい。
が、それは地下3階につながっていて、地震の時に土砂崩れでうまってるっぽい(モニターで見えた)
調べると、2階の端っこに鉄格子の部屋があり、
そこの巻き上げ機をまわすと、地下1階の大きな岩がこの部屋におちてきて、扉が開くシステムになっている。
敵が攻め込んできたときに岩で中に閉じこもり、この方法でのちのち脱出するための装置だったらしい。
が、今それをやると、巻き上げ機を使った人は岩でこちら側にこれず、閉じ込められて、地下3階からの水でやがで溺死するだろう。
そんなとき、仲間が一人ナイフで殺された。
そこで犯人をみつけて、その犯人に犠牲になってもらおうということになる。
が、
犯人ってわかったら、自分はここで死なないといけない。そんなん、絶対犯人は犯人であることを自供はしないだろう。
それなら見つけるまでだ。
水があがってきて全員が死んでしまう前に、巻き上げ機を使うべく犯人を見つけ出せ
という話。
これもラストは衝撃だった。
え?!まじで?えぇ?終わり?えぇぇぇぇ
ってなった。
もう1枚ページが隠されてない?
って思った。
どっちもめっちゃ面白いんですが、
続けて読むもんではないですね。
どっちも地下から脱出できなくて、なんとなく息苦しい
でね、もっと能天気なものが読みたい!
恋愛ものとかそういうやつ!!
「そうだ!あとで再読しようって思っていたものがあった!」って思い出して手にとったのが

儘ならない彼 凪良ゆう
時間をおいて再読したら、気が付かないところに気がつけるだろうと思って、
あえて、2回目を読んでなかったんですよね。
で、ここで読んで最後に気が付いた。
これも
土砂で埋まる話だった
(すいませんネタバレです)
うわぁぁぁぁ。
誰か私を地上にあげてくれぇ~~~
2回目読んで思ったことは、
1回目読んだときにその土砂に埋もれて、平良が清居に遺そうとした写真が
「自分の愛を伝える写真」なんだけど、
ストロボをがっつりたいて、なんとなく目を見開いて必死の形相を想像したけど、
2回目読んだ時に、
いや、愛を伝えるために、平良は穏やかな顔をしていたんじゃないか・・・って思った。
愛してるって微笑んで、口パクで「あ」「い」「し」「て」「る」ってやったか、
ただ柔らかにほほ笑んだか・・・
映像化されたときにどっちを表現されるんだろうなぁ(映像化はされると信じてる!)
読んだ漫画はいろいろあるけど、とりあえず割愛して(あまり堂々と書けないジャンル

)
映画はこの間、ま☆と
「はたらく細胞」みてきました。
アニメも見ていて、めっちゃ面白かったんですが
映画もめっちゃ面白かったです。
もちろん、アニメは一つの病気を30分かけてやるけど映画はそうもいかず、さらっと終わるんですが
まぁまぁそれはしょうがないって感じで。
やっぱ最後は役名を伏せている、Fukaseさんの話。
でもさ、最初にFukaseさんが出るって報道があったときは役名(病名)がでてたんだよ。
急に、「????」になってていまさら?って思ったよ。
やっぱ泣けた・・・
笑って、笑って、笑って、泣けた。
今年は、萩原利久くんと、斎藤潤くんのおかげもあって映画を沢山みた年でした。
半券をスケジュール帳の最後に貼るようにしているんですが、
これ、思い出にもなっていいですよ。
来年のスケジュール帳にも貼っていこうと思います。
小説は記録しているものでは102冊。(再読は除く)
もうちょい読みたかったかな。
でも沢山読んだ方だと思う。
漫画は190冊ちょっとだった(こちらも再読は除く。漫画は再読率高いからな~)
来年も本や映画と沢山であえたらいいな~。
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